レモンを手に入れたら、レモネードを作れ

『道は開ける』より

「レモンを手に入れたら、レモネードを作れ」

レモンは海外では不快なものという意味があるので、日本的に言えば「マイナスをプラスに変える視点を持つ」といったところ。

 

私たちは何か失敗すると諦めてしまったり、投げ出してしまったり。そんなときかしこい人は「この不運からどんな教訓を学ぶべきだろう。どうしたら状況がよくなるだろう。どうすればマイナスをプラスに変えられるだろう」と考える。

 

刑務所の鉄格子から二人の男が外を見た。

一人は泥を眺め、一人は星を眺めた。

 

どんな状況でも心構えを変えることで、プラスにすることはできる。

「人生でもっとも大切なことは、利益を活用することではない。それなら馬鹿でもできる。真に大切なのは、損失から利益を生み出すこと」ウィリアム・ポーリー

 

 

私たちはどんな困難な状況におちいっても、マイナスをプラスに開ける努力をしなくてはいけません。その理由は二つ。

一つは、あきらめずに続けることで、ひょっとしたら成功するかもしれません。

もう一つは、たとえ成功しなくても、マイナスをプラスに変えようとするだけで、後ろを振り返らずに前を向くことができます。消極的だった考えが積極的になり、それが創造力を活動させ、私たちを多忙にし、過ぎ去ったものを嘆く時間や気持ちはなくなってしまいます。