批判を気にしない方法

 『道は開ける』より

まず、私たちの多くは自分に向かって投げつけられる嘲笑や批判をあまりにも気にしすぎています。誰かがいつも自分のことを批判している、そう思いがちですが、実際には人は他人のことなどほどんど気にかけていません。

人間はみんな絶えず自分のことだけを考えています。他人が死んだというニュースよりも、自分の軽い頭痛のほうがよほど大問題なものです。なので必要以上に他人を意識する必要はありません。

 

ですが、生きていれば実際に不当な批判にさらされることもあります。そんなときはどう考えればいいのか?

 

「自分の心で正しいと思っているのなら、他人のいうことなんか気にする必要はない」

「自分の心の中で正しいと信じていることをすればいい。しても悪口を言われる。しなくても悪口を言われる。どちらにしても批判を逃れることはできない」

エレノア・ルーズベルト

 

人が生きている間、他人からの批判を完全に免れることは不可能です。何もしなければ批判されることはなさそうですが、その場合でも「あいつは何もしない」という批判を受けます。また誰かと仲良くすれば、別の誰かから批判されることもあります。

ですが不当な批判で傷つくかどうかは、自分自身で選択できます。

 

私たちにできるのは、ただ常に自分が正しいと思ったことをすること。あとは気にしないことしかありません。あらゆる批判を無視するというわけではありません。不当な批判だけを無視することです。

 

「ただ笑う」チャールズ・シュワップ

面と向かって不当な批判にさらされた時、どういう対応をすればいいのか。

そんなときは「ただ笑う」ことにしましょう。

食ってかかってくる相手には反論することもできますが、ただ笑うだけの相手には何も言えないものです。

 

最善を尽くそう。そのあとは古傘をさして、非難の雨が首筋から背中へ流れ落ちるのを防げばよい。