自分自身が自分の批評家になる

『道は開ける』より

誰からから批判されて傷つかないようになろうと思ったら、いっそのこと自分自身が自分の一番の批評家になりましょう。例えば週末の土曜日に「今週の私の行動で良くなかったところは…」とか、一日の終わりにその日の行動を反省してみるなどです。

 

あの時私はどんな誤りをおかしたか、どんな正しい処置をしたか、どうすれば改善できたか、あの経験からどんな教訓を得たのか。

そんなことを自分自身で反省する習慣をつくりましょう。誰からから批判されて傷つくのがいやだったら、逆に自分自身で自分の弱点を見つけて直していきましょう。

 

「私たちが正しくふるまえるのは、4回の内せいぜい3回にすぎない」セオドア・ルーズベルト

「自分の結論は回数にすれば99%は間違っていた」アインシュタイン

「我々の敵の意見は、我々に関する限り自分自身の意見よりも真実に近い」ラ・ロシュフコー

 

私たちは誰しも完ぺきではありません。イチローだって成功するのは10回のうち3回程度。それなのに私たちは誰かから批判され始めると、何を言いたいのか少しも見当がつかないうちから、早くも自動的に防御態勢をとってしまいます。自分自身の中で言い訳を探し出します。

私たちは褒められればうれしいし、けなされれば腹が立つ、感情的な動物です。ですが自己弁護ほど無意味なことはありません。大切なのは正しい批判だったら、それを受け入れて、改善していくこと、そうでなければ流してしまうことです。

 

誰かに悪口を言われても、自己弁護しないようにしましょう。むしろそれを自分自身が成長するための糧にしていきましょう。