毎日を前向きに過ごす心構え

「道は開ける」より

人は自分の心で考える通りの人間になる。

私たちの生活は、私たち自身の考えが反映されます。愉快な考え方で過ごしていれば、楽しい生活に、みじめなことばかり考えているとみじめに、病的なことを考えれば病気に、失敗することを恐れれば失敗する、自分ばかり大切にすると他人からは敬遠される。

大切なのは楽天家になることではなく、自分の問題に集中すること。自分の目の前にある問題の本質を見極め、冷静にそれを処理すること。この場合も悩む必要はない。悩むということは、冷静さを失い、無益な円の周りをぐるぐるとまわること。

悩んでしまったとき、人は全世界とそこに住むすべての人間を変えてしまおうと考えてしまう。そんなことは不可能なのに。

 

私たちが日常生活で得られる心の安らぎや喜びは、自分の居場所は持ち物や身分によって左右されるものではなく、気持ちの持ちよう一つで決まる。

例え苦しい状況でも、勇気と冷静さをもって創造的な思考をすれば、その状況を楽しむことができる。

気持ちの持ちようを変えることで、即座に感情を変えることはできないが、行動を変えることはできる。そして行動を変えれば、感情のほうも自然に変わってくる。

困難な状況に陥ったときは、楽しそうな様子で歩いたり、話したり、楽しい音楽を口ずさむことなどで、気持ちを前向きにすることができる。

快活に考え、行動すれば自然と愉快になる。